2024年3月22日金曜日

久高島と私 寅田彩乃


クラスメイトとのいざこざや、毎週末に片道二時間をかけて家と寮を往復する生活、周りからのプレッシャー。

全てに疲れてしまって、私は学校に行くことが出来なくなりました。

無気力な毎日で、勉強なんて全くしない。

それが中一の私でした。

そんな中、両親が言った「久高島へ留学してみないか」と言う一言。

それがきっかけで久高島を訪れ、留学センターを見学したのは2021年の11月の事でした。

皆の生き生きとした表情や、ゆったりとした島の雰囲気に強く惹かれたことをよく覚えています。

「ここなら学校に行ける」と感じ、私はすぐに留学を決意しました。

四月から寮生活が始まり、最初は緊張もしましたが、秀美さんや剛さんなど、久高の人たちの温かさにふれ、直ぐに打ち解けることが出来ました。


久高で過ごした二年間は本当にたくさんの思い出があります。

追い込み漁や運動会、学習発表会。


留センではテストの目標点を決めて、ごほうびの為に皆で頑張ったり、ご飯のときに笑いすぎて死にかけたこともありました。


この二年間で久高のことをどんどん好きになっていく中で、自分自身の事も好きになっていくのを感じました。

健康的な生活を送れるようになったこと、人と楽しく話せるようになったこと、勉強ができるようになったこと。そのすべてが私の自信へと変わっていきました。

「いろんなことに挑戦してみたい。」「きっと私ならできる」

いつしかそう思うようになりました。

そうなってから、私は本当に大きな変化を遂げたと思います。

沢山悩んで、沢山笑って、沢山成長できました。

大切な人たちも沢山出来ました。



この二年間は私にとって人生の糧であり、かけがえのないものです。

久高で出会ったすべての人と、出逢わせてくれた両親に感謝しています。

最高な二年間をありがとうございました。

本当に寂しいけど、久高の存在を支えにこれからも頑張ります。

また会いましょう!

この二年間で「笑顔が上手になったね」って言ってもらいました!

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